診療報酬の改定後は看護師の転職のチャンス

転職したいと漠然と思っているけれど、いつにするかが決まらなくて悩んでいる看護師もいるでしょう。タイミングとしておすすめなのが、診療報酬が改定された後です。

診療報酬が改定されたときから求人の動向をチェックしてみると、今まで見つからなかったような好待遇の求人が見つかることがよくあります。これは診療報酬の改定に対して病院が対応しなければならないという方針を立てて、新規採用を始める傾向があるからです。

診療報酬が改定されると、現状の体制で加算を受けられるかどうかがわかります。今まで加算されていた部分も、加算条件が変更されたことによって受けられなくなったり、点数が減ってしまったりすることが少なくありません。それが病院としては収入減につながってしまうため、人材採用によってすぐに加算を受けられるようになるなら早めに確保しようと考えるのです。

看護師は充足数がどのくらいかが診療報酬に大きく影響することに加え、専門看護師などの有資格者の人数に応じた加算もあります。そのため、診療報酬が改定されたときに人数確保をしたり、特定の資格を持っている看護師を獲得しようとしたりするケースが多いのが特徴です。

転職しようと考えているなら、改定内容を見て自分の資格やスキルを活かせるかどうかを調べてみましょう。単純に人数を増やさなければならないときでも有利になるのは確かですが、資格が求められている場合には特に高い待遇で採用してもらえると期待できます。
そのほか、知っておきたい診療報酬基礎知識でも診療報酬改定について詳しく紹介されています。